プレゼンの話し方

プレゼンの声は「最初の一文」で決まる:聞き手に届く話し方の準備

 文:企業研修 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

プレゼンでは、資料の出来より先に、話し始めの数秒で「この人の話を聞こう」と思ってもらえるかどうかが決まります。最初の一文を決めて、声に出して練習しておくことが、いちばん効果の大きい準備です。

最初の一文を決めておく

話し始めは緊張しやすく、早口になったり声が小さくなったりしがちです。だからこそ、最初の一文だけは一字一句決めて、何度か声に出して練習しておきます。

最初の一文には、「今日お伝えしたいことは一つです」のように、聞き手が話の全体像をつかめる言葉を選ぶと、そのあとの話が入りやすくなります。

話す速さと間

人前で話すと、自分が思っているより速くなるものです。いつもより一段ゆっくりを意識し、文の切れ目でしっかり間を取ります。

  • 一文を短くし、一文で一つのことを言う
  • 大事な言葉の前に、一呼吸の間を置く
  • 数字や固有名詞は、ゆっくり、はっきり言う
  • スライドを切り替えたら、聞き手が目を通す時間を待ってから話す

声の出し方を整える

声が届かない原因は、声の大きさよりも、姿勢と呼吸にあることが多くあります。背すじを伸ばし、肩の力を抜いて、話す前に一度ゆっくり息を吐いてから吸うと、声が安定しやすくなります。

会場の一番後ろの人に話しかけるつもりで声を出すと、自然に声が前に出ます。オンラインの場合は、マイクとの距離を一定に保ちましょう。

練習のしかた

  1. 全体を一度、声に出して通す
  2. スマートフォンで録音し、速さと語尾を聞き返す
  3. 言いにくい部分だけを取り出して練習する
  4. 本番と同じ立ち位置や画面で、もう一度通す

録音を聞き返すと、早口や語尾が消えるくせに気づけます。気になる点は、一度に一つずつ直すのがおすすめです。