忘年会の代わり

忘年会の代わりに、勤務時間内でできる社内行事5つ

 文:企業研修 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

忘年会をやめた、または減らした会社が増えています。けれど「みんなで顔を合わせる場」まで無くしたいわけではありません。勤務時間内にできる代わりの行事と、選び方をまとめます。

忘年会の代わりに選ばれやすいのは、「勤務時間内」「お酒なし」「全員が参加できる」の3つを満たす行事です。代表的なのは、①昼のランチ会、②1年の表彰と振り返りの会、③社内の体験型イベント(ゲーム・ワークショップ)、④社内研修の形にした行事、⑤オンラインで拠点をつなぐ会、の5つ。選ぶときは「何人が、どこから参加するか」「予算の区分(福利厚生費か研修費か)」「何を残したいか」の3つで決めると迷いません。

夜とお酒はやめる。親睦の場は、勤務時間内に移す。質問1何人が、どこから?質問2予算の区分は?質問3何を残したい?全員が同じ会場→ ランチ会・表彰の会拠点・在宅が多い → ④⑤福利厚生費→ ①②③⑤研修費 → ④その場の思い出 → ①③来年も使えるもの→ ④ 声の納会予算の区分の判断は、各社の経理のご担当にご確認ください

なぜ今、「忘年会の代わり」を探す会社が多いのか

東京商工リサーチの調査では、2025年度に忘・新年会を実際に行った企業は57.2%で、コロナ禍前(78.4%)より少ないままです。続ける理由の1位は「従業員の親睦」(86.7%)、やめた理由には「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」(41.3%)が挙がっています。

つまり、会社が手放したいのは「夜とお酒」で、「みんなで顔を合わせる場」そのものではありません。代わりの行事を探すときは、この2つを分けて考えるのが出発点です。

出典:東京商工リサーチ「2025年『第2回忘・新年会に関するアンケート』調査」(2025年12月公表・6,196社)/「2025年『忘・新年会に関するアンケート』調査」(2025年11月公表)

勤務時間内でできる社内行事5つ

行事向いている人数拠点・在宅の参加準備の手間残るもの
①昼のランチ会少人数〜部署単位会場に来られる人だけ小(店・弁当の手配)その日の会話
②1年の表彰と振り返りの会全社オンライン併用でできる中(表彰の選考・資料)表彰の記録
③体験型イベント数十名〜内容による中〜大(外部の会社に頼むことが多い)体験の思い出
④社内研修の形にした行事(例:声の納会)数名〜200名オンラインで同時に小(講師に任せられる)録音・一人ひとりの「来年の一言」・その後も使えるコツ
⑤オンラインで拠点をつなぐ会全社全員が同時に小〜中(進行役・機材)画面越しの一体感

※④は研修費としてもご検討いただける形です(福利厚生費の予算が無い会社向け)。

選び方の3つの質問

1 何人が、どこから参加するか

同じ会場に全員が来られないなら、①は合いません。拠点・在宅が多い会社は④か⑤です。

2 どの予算の区分で出すか

福利厚生費が残っていない年は、研修費(チームづくり・コミュニケーション研修)として出せる④が通りやすくなります。区分の判断は、各社の経理のご担当にご確認ください。

3 何を残したいか

「楽しかった」で終わらせず来年の仕事に残したいなら、その場で身につくもの・記録に残るものがある行事を選びます。

④の例:50分で全員が声を出す「声の納会」

声の納会は、勤務時間内の50分で、社員全員が声を出して1年を締めくくる社内イベント型の研修です。

  • 流れ:オープニングと社長のひとこと(5分)→体と息を起こす(10分)→声の見立て(10分)→全員で1つの声をつくる(15分)→来年の一言(8分)→締め(2分)
  • 一人で歌う場面はありません。歌わない内容(全員で会社の合言葉を読み上げる形)も選べます。講師が歌を披露する時間もなく、50分すべてが参加される皆さまの声の時間です。
  • 最初の1回と最後の1回を録音して聞き比べるので、変化が全員に聞き取れます。
  • 料金は50分25万円(税別)から。50名なら1人あたり5,000円の計算です(25万円の場合)。
  • 12月の実施は11月20日(金)まで、1月の「声の仕事始め」は12月16日(水)までのご相談をおすすめします。

声の納会のくわしい内容を見る

まとめ

忘年会の代わりを選ぶときは、「夜とお酒」と「親睦の場」を分けて考え、「誰がどこから参加するか」「予算の区分」「何を残したいか」で選ぶのが近道です。拠点・在宅が多く、研修費で出したい会社には、50分で全員が声を出す声の納会という選び方もあります。

よくある質問

忘年会をやめたら、社員の不満は出ませんか?

「夜の会に出たくない」人と「みんなで集まる場は欲しい」人の両方がいるのが普通です。勤務時間内・お酒なしの行事にすると、両方の希望を満たしやすくなります。

歌が苦手な社員が多い会社でもできますか?

声の納会では一人で歌う場面はなく、歌わない内容も選べます。体調や喉の不調がある方は、聞くだけの参加もできます。

何人から頼めますか?

数名から200名まで対応しています。

夜の忘年会と組み合わせられますか?

会場で、乾杯の前の50分に行う形もあります。会場のマイクと音響は事前に確認します。

いつまでに決めればよいですか?

12月の実施は11月20日(金)まで、1月の実施は12月16日(水)までのご相談をおすすめしています。日程は、ご希望の日時を伺い、調整してご案内します。