年度末の研修予算

年度末(1〜3月)の研修予算で、無理なく入れられる50分の「声」の研修

 文:企業研修 編集部/監修:たーなー先生(田中直人)

3月決算の会社では、1〜3月が年度の最後の3か月です。決算の準備や来年度の計画づくりと重なるこの時期に、短くても全員に残る研修をどう選ぶかをまとめます。

結論:年度末(1〜3月)に研修予算を使うなら、次の4つを満たす研修が社内で通しやすく、実施もしやすいです。

  1. 短い:1回50分など、業務を止める時間が短い
  2. 準備が要らない:事前課題・教材の配布・会場の特別な設備が要らない
  3. 全員が同じものを持ち帰れる:役職・職種を問わず、翌日から使える
  4. 4月につながる:新年度の朝礼・新入社員の受け入れ・年度初めの会議の前に効く

「声と話し方」の研修は、この4つを満たしやすい研修のひとつです。費用は50分25万円(税別)から。稟議に回す1枚はご検討用の資料にまとめています。

年度末に入れやすい研修の4つの条件1短い1回50分今ある枠に2準備不要事前課題なし会議室かZoom3全員が使える社長から新入社員まで44月に効く朝礼・あいさつ新人の受け入れ

年度末の研修予算は「急いで何かを入れる」になりやすい

年度の初めに組んだ研修の予算が残っていても、この時期は「何日も現場を空ける研修」や「準備の多い研修」は入れにくくなります。その結果、年度末の研修は「とりあえず空いている講座に申し込む」形になりがちです。けれど、せっかくの予算なら、短くても全員に残るものに使いたいところです。

声は「一度コツを知ると、その日から全員が使える」技術です。ここでは、年度末に入れやすい研修の条件と、1〜3月に実施するための逆算のしかたをお伝えします。

1〜3月に入れやすい研修の4つの条件

条件1 短い(1回50分前後)

年度末は、どの部署も手が空きません。半日・1日の研修は日程が合わず、流れてしまうことがあります。50分なら、朝礼の後・定例会議の枠・昼休み明けなど、今ある時間に差し込めます。

条件2 準備が要らない

事前課題の回収、教材の印刷、特別な会場の手配がある研修は、担当の方の手間が増えます。声の研修は、会議室(またはオンライン)と参加者がいれば始められます。

条件3 全員が同じものを持ち帰れる

声と話し方は、社長から新入社員まで、受付・営業・電話・会議のどこでも使えるため、同じ50分を全員で受けられます。

条件4 4月につながる

4月は、年度初めのあいさつ、朝礼、新入社員の受け入れ、新しいチームでの初めての会議が重なる月です。3月までに声の使い方をそろえておくと、4月にすぐ使えます。

条件よくある長い研修50分の声の研修
時間半日〜1日50分
準備事前課題・教材・会場会議室かオンラインだけ
対象役職・職種で分ける全員で同じ内容
4月とのつながり研修ごとに違う朝礼・あいさつ・新人の受け入れにそのまま使う

50分の声の研修で、何が変わるか

  • はじめの10分:自分の声が相手にどう聞こえているかを知る(全員で同じ一言を言い、聞こえ方の違いを体験)
  • 中の30分:会社でいちばん使う場面から練習(例:朝礼・会議の発言・電話の第一声・お客様への説明)
  • おわりの10分:明日から使う「1分の練習」を一人ひとつ決めて持ち帰る

朝礼や会議で最初の一文が最後の席まで届く、電話の第一声で感じよく伝わる、説明のとき大事な言葉の前に間を置き聞き返しが減る、といった変化をねらいます。対象は数名〜200名まで。オンラインでも行えます。

1〜3月に実施するための逆算のしかた

年度内に実施するには、「社内の決裁に何日かかるか」から逆に数えるのがいちばん確実です。決裁の日数は会社ごとに違うので、ご自分の会社の決まりに置きかえてお使いください。

  1. ご相談:困っている場面・人数・候補の月を伝える
  2. 30分の打ち合わせとお見積り:人数と形(対面かオンラインか、1回か同じ日に2回か)を決める
  3. 社内の決裁:ご検討用の資料の1枚をそのまま稟議に添付できます
  4. 実施:候補日の中から日を決めて実施

年度末は、ほかの会社も日程を決めにくる時期です。候補日が2〜3つあれば、まずはご相談ください。

実施したい日から、逆に数える① ご相談場面・人数・候補の月→② 30分の打ち合わせ→ お見積り→③ 社内の決裁日数は御社の決まりで→④ 実施1〜3月稟議には ご検討用の資料 の1枚をそのまま添付できます

費用の目安と、請求のタイミング

  • 50分で25万円(税別)から。人数・回数・会場・オンラインか対面かで変わります。
  • 同じ日に同じ内容をもう1回行う場合は、2回目が15万円(税別)から。
  • 遠方での実施は、交通費・宿泊費を実費でいただきます。
  • ご請求・お支払いの日付は、ご相談のときに御社の締めの日に合わせてそろえます。
  • 研修費をどの予算の区分で出すかは、各社の経理のご判断になります。

こんな会社に向いています

  • 研修予算が残っているが、何日も現場を空けられない
  • 4月の新入社員の受け入れの前に、先輩社員の話し方をそろえたい(新入社員ご本人の研修は新入社員研修)
  • 年度初めのあいさつ・朝礼を、社長・役員から変えたい(経営者・役員の研修)
  • 拠点が分かれていて、オンラインで全員そろって受けたい

よくある質問

年度末の予算消化のための研修と思われないか心配です。

「4月から全員が使う声の基本を、年度内にそろえておく」という目的で稟議に書くと、通りやすくなります。ご検討用の資料に、そのまま使える目的の書き方を載せています。

1月・2月・3月のどこがおすすめですか?

4月につなげるなら、2月〜3月の前半がおすすめです。3月の後半は決算の準備で参加者が集まりにくい会社が多いため、早めの日程を候補に入れてください。

人数が少なくても頼めますか?

はい。数名から200名規模まで承ります。人数が少ない場合は、一人ひとりの声を見る時間を長くとります。

オンラインでも効果はありますか?

はい。オンラインでも、同じ一言を全員で言って聞き比べる練習は行えます。マイクの準備のしかたは、ご相談のときにお伝えします。

来年度も続けたい場合は?

年間研修パス(50分×3回)などの形もあります。まずは年度内の1回を受けていただき、その様子を見て来年度の形をご相談ください。